紺碧の空3

北海道をノマド的に生きる日々の覚書き

とある歳時記

山笑う

投稿日:

今日はいろんな言葉が載っている。

山笑う(春)山滴り(夏)山装う(秋)山眠る(冬) という、季語。

「山際の集落から雪が解け始めるのは豊作のしるし」「春に雪が急に消えると豊作、消え方が遅ければ悪し」

この豊作がらみのことわざは、根拠となる現象がカンタンには思いつかない・・・

そういえば、岩手県のシンボル、岩手山には、盛岡方面から見ると、春先に雪が解けた部分がワシの形に見える「雪形」があった。他にも早池峰山とかいろいろ。

あの辺も、豊作に関係する言い伝えがあったような・・・

あっ、この本だと、雪形、は5月のネタか。まだ早いのね(汗)

注:ちょっと検索してみたら、最近岩手山のワシ形は、2月とか3月に出てるらしい・・・はやっ

さてさて、吊るし雲、の話。去年みごとなレンズ雲が見られたのが、3/28で。

最近の気圧配置を見ていて、思い出したのです。

あのあと、同様の山岳波が影響した吊るし雲の写真を本などであれこれ見て、、、あと、知床連山がらみでも、同じような写真も見つけて・・・(「知床の気象」の表紙も、そんな感じだし)

ひょっとしてこの辺は、出やすいんじゃないか、という気がしてならない今日この頃。(みんな、見たことない、って言ってたけど・・・)

なので、最近の気圧配置にはちょっと注目している。比較的長い間、移動性高気圧に覆われそうで、南(南東)から暖気が入って来そうなら要注意。

でも去年みたいに、動きが遅い感じには、今年はならなさそうな気もするんだなぁ。

もうちょっと、先の季節になるのかなぁ。

-とある歳時記

執筆者:

引用文献


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

no image

いい風呂の日

今日はいい風呂の日だったのかー 鹿部町は泉源が30箇所以上あるんだって。でっかい間欠泉も。 1941年のこの日は、北大に低温科学研究所ができた年でもある。

no image

初雪

雪を降らせる上空の寒気の目安。1500m付近で-3度、5000m付近で-30度。 前者が850hpaで後者が500hpaの高層天気図ですな。 初雪の平年日 10/22 稚内 23 旭川 28 札幌 1 …

no image

木の冬支度

10/6分 最低気温8度以下の日が続くと、樹木は、葉と枝の間にしきりをつくり、葉で作られた糖分が枝までいかないようにするんだって。で、葉の中に糖分が残り、この糖分が原料となって赤い色素ができるんだって …

no image

短夜

くれたと思うとすぐに明ける夏の短い夜を「短夜(みじかよ・たんや)」というそうです。夏は短夜、冬は「短日(たんじつ)」で、こちらは聴いたことがあるな。 春は「日永(ひなが)」秋は「夜長」だそうです。 知 …

no image

屋根雪崩

「北の気象」編 3月(2/9) この言い方、あまり聞かないなー。なんでだろう。わかりやすい表現なのにマスコミで一切出てこないということは、何か事情があるんだろうな。何か理由があって使うのをやめたか。あ …











スポンサーリンク