夢だったのではないかという気持ちが強いのは、やはりふるさとの県が被災地だからなのだろう。直接思い出のある土地ではなくても同胞の家があり、家族が住んでいる。
「阪神のときは結局他人事だったんだと気づいた」岩手の惨状を映す報道に涙が止まらなかったという同郷の友人。
当事者でないのは確かだし、日本の全員が心に傷を負ったし応援してくれてるのは確かだけど。
被災地を故郷とする私たちは、ふるさとへの自分でも気づかない思いをあぶりだされ、考えなくても良いことを考え続けてしまっている。
現実を受け入れなくてはとニュースを見続け、TLをずっと見続けてしまう。
何かできることは?新しい情報は?どの行動も自己満足だと時々立ち止まるけど、岩手県人なのだから少しくらいうろたえてもいいじゃないかと今は自分を甘やかしている。
無駄に可哀想と思われてもうざいと思われても構わない。郷土愛とはそれほど重い。少しの間見逃してほしい。
これを書き終わったら、気持ちに区切りをつけるから。
普通の生活を回して、税金を納められるように働いて、いつも通りに消費をする。何かができるそのときのために待っていよう。
ここ北海道で。
縲恚L録縲彌r
3/11
14:46斜里町は震度3。津波注意報発令。ちょうど仕事で町役場内にいたのだが、職員の方々が次々に警戒などのため出動していった。
16:00盛岡兄より余震がすごいとメール(docomo)。電話はつながらず。
17:45函館隣七重浜夫の実家に電話つながる(固定)。ガラス戸が割れたがケガは無し。少し内陸なので津波避難は不要と連絡があったらしい。(その後夜に一時避難したらしい)
18:46帰宅した兄から、実家無事とメール。
20:15兄から電話(固定)。皆無事だが停電中、アナログ回線の固定電話のみ使えるらしい。
3/12
朝から岩手、宮城(出身者を含む)友人とメールで連絡を取り合う。
8:00実家母から電話。停電で暖房が使えない近所の人を数名招いて夜を明かしたとのこと。旧式ポータブル灯油ストーブが活躍したらしい。余震がひどく「地球が終わるかと思った」
8:15宮城県岩沼在住の友人無事と返信!(docomo)運良く九州の実家に帰省中だった。
9:00釜石出身で盛岡在住の友人、家族みな無事らしいと他の友人経由で情報。家族ぐるみの付き合いだったのでひとまず安心。
17:10仙台出身、道内在住で連絡取れなかった友人からmixiで連絡あり。もしや仙台に帰省中だったのでは?と不安だったが全国的なauの不調のためだったらしい。
3/13
この日朝縲恍汲ノかけて、実家のあたり電気復旧。盛岡市内でも遅い方の地区だったらしい。
7:40mixiで宮城野区在住の友人の無事確認!こちらも他県に帰省中だったとのこと。
22:00県南の内陸部に住む大学時代の後輩と連絡がつく。釜石在住の仲間(以下Kとする。二児の母)が、昨年から海に面した地区に住んでいたと判明。・・・・東北出身で仲のよかった仲間一同、うなだれる。
22:40道内に住む仲間の一人が、安否確認など、できる手は打っておきたい、と声を上げてくれる。その一言で弾みがつき、通信状況のいい道内三名でネット、被災地優先の安否ダイヤルには岩手メンバー、と登録作業を分担して開始することに。
Googleパーソンファインダー登録完了。
3/14
8:00岩手メンバーにてIBC岩手放送で読み上げる伝言メッセージ依頼完了。
9:30盛岡中三デパートガス爆発のニュース。働いていた別の友人は無事!
10:00岩手メンバーにてやっと171伝言ダイヤル登録完了と連絡あり。混んでてつながらなかったのだ。
道内メンバーは終日、時間を見つけてはネットに出ている各種避難者名簿や掲示板を目を皿のようにして確認。
20:00Kの知人の生存情報をツイッターで目撃。
22:00道内メンバーの一人がその知人ブログに書き込みをしたところ、さっそく返信があり、まだKの安否は判らないとのこと。
3/15
進展無し。疲れたしほぼ休息デー。
3/16
12:16ついに!GoogleパーソンファインダーにKは母子ともに無事と情報が!!!遠隔地のお兄さんにK本人から連絡があったらしいと、前述ブログの知人が書き込んでくれた。
3/17
前日の情報で不明だったKのお母さんも無事、と別の方からGoogleパーソンファインダーに情報あり!
3/18
K本人からmixiに書き込みあり!避難所での詳細などは不明なものの、前向きな姿勢に感涙。
縲懊懊懊彌r
今回の出来事でたなぼた的によいこともあった。普段仲の悪い夫と義父が電話で雑談をした、とか。
北海道で販売されているヤクルト乳製品が岩手県一関で作られていたなんて、死ぬまで気づかなかったであろう知識。
北海道とは「海を隔てた」「東京より心理的距離が遠い」と言われる東北。
今回の諸々で少し心理的距離が近づいたかもしれないし。
どうか北海道の頑張りが、東北の復興を助け、日本を立て直す大きな力になりますように。
まとまりありませんが以上です。