紺碧の空3

北海道をノマド的に生きる日々の覚書き

とある歳時記

雪は天からの手紙

投稿日:

北大の食堂かなんかの施設の横に、世界初の人口雪誕生の石碑があった。その、はじめて雪を作った日が今日なんだそうな。

本物の雪なら、なごり雪、といってもいい季節。

中谷宇吉郎博士のこの、手紙の言葉は必ず気象の本にでてくる。

でもよほーしの試験勉強のレベルだと、雪片の大きさとか結晶の形とか、正直関係してこない。

その手紙、なんか予報に役立つのかねぇと最初思ってたけど浅はかだった。

地域とか季節によって、雪の大きさは違うだろうし、むしろ自然に触れながらでないとできないコストのかかる研究はほかにも色々あって、地道に観測しながら続けられているんだろう。

スーパーコンピュータでやってる数値予報・モデリングが最新で最先端の知識なんでしょ、と勘違いしてしまう、よほーしの勉強だけだと。天気予報のほうが、まだ現実に追いついていないだけなのに。

ほんとに地域ごとのメソスケールの予報を出すんだったら、自分でその辺の知識を深めないと無理だろう。

わかった気になる、っていうのも情報過多な世界では危ない。謙虚さはますます必要なのかもしれない。

-とある歳時記

執筆者:

引用文献


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

no image

波の花

冬に波打ち際が泡立っている現象。冬は海水がプランクトンで粘り気があるからなんだって。普段の300倍ものプランクトンが岸辺に集まり、大量のゼラチン質が海水に粘りを加えて海水を泡状にするんだって。 日本海 …

no image

ハギ

秋の七草。ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ。 春の七草は野菜不足を補う食用だが、秋のは干渉して楽しむ野の花なんだって。確かに知ってる花が多い。 北海道では「エゾヤマハギ」 …

no image

太陽の花

ひまわり 英語だと sunflower ドイツ語だと Sonnenblume フランス語やスペイン語でも太陽に回る、という意味があるほか、日本語でも 迎陽花(げいようか)、太陽花、日輪草、という別名が …

no image

さんきちさん

あうあうあ!今日も気象っぽいことをしていたらこの記事書くのをスッカリわすれていたぁ! とりあえずタイトルだけ投稿したので、欠番は防いだぞ。ふぅっ 札幌の三吉神社のお祭りが15日。前は8日だったのを、雨 …

no image

百人一首

1/4分 北海道特有の、下の句カルタの件。と、百人一首の気象を読んだ和歌の数!イイネこの分析は。 風:12首 雲:5首 雪・露:どちらも4首 他に霜、霧、霞など。 87番 寂蓮(じゃくれん)法師 「村 …











スポンサーリンク