紺碧の空3

北海道をノマド的に生きる日々の覚書き

とある歳時記

夜声八町

投稿日:

「夜声(よごえ)は八町(はっちょう)届く」と言われ、冷え込む夜は遠くまで音が届く、という話。晴れた夜、放射冷却で地面の温度が逃げて上空が地上より気温が高くなる逆転層。この層がふたのよく目をして、音が遠くに聞こえる。という話。

まさにこれをテーマにした漫画があったな。よほーしがテーマの珍しい?シリーズ。(よほーし、って、名前ほどやってることがかっこよくないから、漫画とかになりにくい気がする。SEもそうだが)

「アトモスフィア」っていう、「パズルゲーム☆はいすくーる」でおなじみの野間美由紀さんの作品。ミステリー漫画の方らしく、いい感じで気象ネタをつかっていたな。でもな、今にして思うと覚えてるのって、この遠くまで音が響くトリックくらいだ。あと、主人公?の女子高生とよほーしのお兄さんがなんでかしらんけど寝ちゃう場面。・・・

もう一回読んでおこうかな。

さて、今日は、気象台の方の一般向け講演会が職場の関係であって、竜巻と地震・津波の内容。

期待通り、この夏の網走での竜巻の話を詳しくやってくれて、すごくためになった。

ガストフロントの風が吹いたとき、「アーク状の雲」ってのが出るのを、お恥ずかしながら知らなかった・・・読んでも素通りしてたのかな。というか、あんなに特徴的だと知らなかったので頭に入らなかったのかな。

アーク状、といわれる、寒気と暖気の境目の雲、まるで蛍光ペンの線を引いたみたいに、二つの雲が層になって重なってる線が影になってわかった。

今画像検索してみると、あんなに見事なのは出てないな・・・きっといい研究事例になるんだろうな。

まああと、最近twitterで話題になってた、各種気象情報の配色変更の話とか。あ、いや、その話を詳しくしたわけじゃないんだけど。こまごまと色々勉強になった。

-とある歳時記

執筆者:

引用文献


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

no image

星月夜

11/23分 あれ、一日書き忘れたと思ってたら二日分たまってた。 北海道の夜は全国で最も夜が長くなるので天体観測に好都合せですよね、というはなし。夜が長いので、季節をまたいでいろんな星座が登場します、 …

no image

傘の寿命

なんで今日がこのネタなのかは全く意味不明。 JIS規格認定傘は、寿命は3.6年となっているんだって。500回の開閉試験に耐えられることが条件で、年に50~90回さすことを想定。ということは、北海道は傘 …

no image

紫外線

5/14分 五月の紫外線は真夏並、雪などの角膜炎や白内障の原因になることも。曇りでも晴れの日の80パーセントは届いているって。 子供の頃の私は本当に真っ黒で、小学校低学年の時についたあだなはクロマティ …

no image

日本晴れ

1964年東京オリンピックがこの日だったのは、統計上晴天率が高いから。当初、新緑の5月が候補だったんだって。でも、冬の長い北国から練習期間がないと訴えられたんだって。 でも、よく考えると、この時期、す …

no image

森林浴

植物はフィトンチッドを出すことにより敵になる微生物の活動を抑えているそうで。森の香りの主成分。北海道は面積の七割が森林。日本の森林の四割を有しているんだって。

PREV
時雨虹
NEXT
局地風











スポンサーリンク