そんなに雅な思い出とかはないけど、母が毎年寒い中、7段飾りのお雛様を出してくれた。
北海道ほどではないけど、岩手の3月はまだそれなりに寒い。人形の一体一体に帽子(烏帽子とかいうやつ)をかぶせたり小物を持たせたりするのは手がかじかんで大変な作業だ。
そしてひな祭りが終わるとすごい勢いで片付けてくれた。よほど早く嫁に出したかったのだろう。
今そのお雛様は、実家にいる姪っ子の為にまた活躍しているようだ。彼女用のもあるんだけど、当初アパート暮らしだったので小さいサイズなのだ。
おばあちゃんになった母はさすがに以前のパワーが落ち着いてきているので、昔のスピードでお雛様を片づけられているか心配だ。