パワースポットブームもついにここまで来たか、という感じ・・・
(--;
で、思い出したように、ストックネタを。。。。ちと長いですが。
斜里町内に、来運という、縁起のよさそーな名前の地区があって、湧き水が有名なんです!
といっても、まだ、町外では知名度低め...(^^;
私も今回、引っ越してきて初めて知りました。
送別でいただいた、「知床・阿寒釧路湿原 (ことりっぷ)」には載っていましたが。
また、こちらに着いて、最初の夜お世話になった、知床グランドホテルさんには、ロビーに来運神社を分祀したお社があり、
かつ、レストラン等で、来運の水を振舞ってくれました。
このお水が、とってもとっても、甘かったのだーーー!!!
しかも、寺社仏閣好きとしては、「神社+水」・・・・
なんと、惹かれる組み合わせなんでしょう・・・。
というわけで、早速、行ってきました。10日ほど前ですが。
まず、上の写真が湧き水と、湧き水で出来た池です。
透き通ってキラキラ゜☆ヽ(*’∀’*)/☆゜:。*。
しかし、なんであんなに甘いんだろうか・・・
水を汲むところは、駐車場からすぐなんですが、神社に行くには少し歩きます。
ふもとの鳥居をくぐって、橋を渡って、坂を登って。。。うっ、階段じゃないのね・・・雪道に夏靴はツライ・・・
でも、小山の頂上にたたずむ感じが、趣があってヨカッタです。
春は桜!夏は緑、秋は紅葉。。。と、一年中楽しめるところだそうです。
四季折々に、訪れてみよう・・・。
ツꀀ
ちなみに、来運の地名の由来が、結構面白いです。
うーん、検索すると、あまり良いのが出てこないので、本でお勉強した知識を書きますと、
アイヌ語で、もともと、この辺りの川(※)を「ライクンナイ」といい、「死者の川」という意味だったのだそうです。
流れが極端に緩やかな川のことを、アイヌでは「死んでいる」と表現したのだそうです。
もともとの意味は、決して悪いものではないのですが、「死」というのはやはり縁起悪かろう、ということで「来運」を当てた、と。。。
緩やかな川、の表し方も面白いし、当て字のエピソードも、昔の人たちの想いが伝わって、私は好きだな・・・・
※2011/1/27 追記
「ライクンナイ」という川は、来運神社よりは大分離れており、神社の辺りが「来運」の語源となった場所ではないとのことなのでご注意ください。
参考図書:知床博物館 郷土学習シリーズ 第8集 「地名探訪しゃり」1986年 48pp 500円